たんぱく制限食宅配おすすめランキング
腎臓病のための食事作りが難しくて困っているんだけど…
腎臓病の方は、たんぱく質、塩分、カリウム、リンを調整する必要がありますね。また、たんぱく質を控える分、十分なエネルギーを摂取も大切です。食事宅配サービスのたんぱく制限食を利用すれば、食事作りの負担が減りますよ。
食事宅配って、お高いんじゃないの?
たしかに制限食の中では高めですね。それでも腎臓病の方に適していて、しかもリーズナブルな、たんぱく調整食のおすすめランキングを紹介しますね。
1位:メディカルフードサービス・たんぱく制限食
ランキング1位のメディカルフードサービス(MFS)「タンパク制限食」には、A・B・Cの3コースがあります。たんぱく質量・塩分・カロリー・カリウム量により、コースを分けています。
他社にもたんぱく制限食はありますが、コース分けをしているのは、メディカルフードサービスだけ!これにより、腎臓病の程度や医師の指示に合わせて、自分に最適なコースを選ぶことができます。
腎臓病の方向けの食事では、たんぱく質をはじめ、塩分、カロリー、カリウム、リンと、調整すべき項目が多いです。メディカルフードサービスは、管理栄養士がこれらを厳密に計算して、3コースの基準に忠実なメニューを作ってくれているので安心です。
しかも、どのコースが良いのか迷った時など、電話で管理栄養士さんに相談できます。これは心強いですね。
さらに、メディカルフードサービス(MFS)の特徴は、弁当容器が大き目であること。制限食でありながらもしっかり食べることができ、満足できるお弁当になっています。
また、お惣菜は【主菜1品+副菜3品】の4品。他社には【主菜1品+副菜2品】の宅配弁当もあるので、惣菜数は多い方になります。ご飯はつきませんが、追加で購入することもできます。
味は普通に美味しいです!塩分を抑えているのに味付けが工夫されていて、薄味で物足りないとは感じさせません。
ちょっと残念なのは、お値段。高めです。送料は無料ですが。
メディカルフードサービス
たんぱく制限食 A・B・C(税込)
商品名 | 価格 | 1食 |
お試しセット(6食) | 5,659円 | 943円 |
週6食定期コース | 5,659円 | 943円 |
週7食定期コース(昼) | 6,458円 | 922円 |
週7食定期コース(夜) | 6,458円 | 922円 |
週8食定期コース | 7,257円 | 907円 |
週10食定期コース | 8,856円 | 885円 |
週12食定期コース | 10,454円 | 871円 |
週14食定期コース | 12,193円 | 870円 |
肉・週6食定期コース | 5,983円 | 997円 |
魚・週6食定期コース | 5,983円 | 997円 |
なお、メディカルフードサービスの注文はユニークで、「お試しセット」(6食)は何度でもお試しできるし、「定期コース」と名がついていても、1度だけの注文もOKです。
とりあえずは6食のお試しセットで様子を見る。または冷凍庫に余裕があれば、なるべく食数の多いセットを選んで割安になるようにする、というのがおすすめかもしれません。
メディカルフードサービスは価格は高めです。しかし3コースもあって自分に最適なコースが選べることと、内容量が多めで充実していることを考えると、腎臓病ケアの強い味方になるはずです!
2位:ウェルネスダイニング・たんぱく&塩分調整気配り宅配食
ランキング2位のウェルネスダイニング「たんぱく&塩分調整気配り宅配食」は、腎臓病などのために、たんぱく質、塩分、カリウムが調整されている制限食です。ご飯はつきませんが、「1/35 低たんぱくご飯」(パックご飯)を追加購入することもできます。
ウエルネスダイニング「1/35 低たんぱくご飯」とは?
普通のご飯 (150g) :
・エネルギー252kcal
・たんぱく質3.8g
・カリウム44mg
・リン51mg
1/35 低たんぱくご飯 (150g):
・エネルギー243kcal
・たんぱく質 0.11g(普通のご飯の1/35)
・カリウム0.2~0.6mg
・リン23mg
国内産うるち米使用
30食 6,372円(税込)
ウェルネスダイニング「たんぱく&塩分調整気配り宅配食」は、カロリー300kcal以上となっています。
後述しますが、腎臓病の方は、たんぱく質を制限する一方で、カロリーを適切に摂取することも大切です。たんぱく質を減らすとカロリーが不足してしまい、不足分を補うため、結果的に腎臓に余計な負担がかかってしまうからです。このことを防ぐために、ウェルネスダイニングでは、適切なカロリー摂取も徹底しているのですね。
さて、たんぱく質が制限されているとなると、肉や魚が少なくてさみしい食事になるのでは…と心配になるかもしれませんね。でも実際にウェルネスダイニング「たんぱく&塩分制限 気配り宅配食」を食べてみたところ、その心配は不要でした!
例えばこちらの「チキンステーキ&ハンバーグ」↓↓
柔らかチキンや肉厚ハンバーグなど、ガッツリ食べることができます!
また、塩分が制限されているとなると薄味で物足りないのでは?…というのも気になりますね。でもその心配も不要でした!
例えばこちらの「まぐろカツ&南京豆腐の天ぷら」 ↓↓
まぐろカツにはソースがたっぷり絡んでいます。南京豆腐の天ぷらもこんがりしていて美味しそう。
食べてみたら、まぐろカツのソースはこってり味。まぐろ自体にも下味がついていて美味でした。南京豆腐の天ぷらは衣がサクサク。衣も内側もしっかり塩味が利いていて、これも美味しかった!
また、副菜のお野菜なども薄味で物足りないということは一切ありませんでした。出汁が利いていたり、和えてあるソースが美味しかったりと、1食の中で色々な味を楽しめるようになっていました。
また、時にはこんなに手の込んだ副菜も登場。きれいに切られていて、食べるのがもったいないくらい!
このかぼちゃには出汁の利いたあんがたっぷりかかっていました。甘くて美味しかったです。煮崩れしないで、それでいて柔らかく、丁寧に作られていることが伝わってきました。
ところで腎臓病ケアのためには、野菜にも注意が必要です。野菜には、腎臓病の場合に摂りすぎてはならないカリウムが多く含まれているからです。ウェルネスダイニング公式サイトには、次の説明があります。
野菜をしっかり召し上がっていただくためにゆでこぼしたり、水にさらすなどカリウムを減らす工夫をしています。
引用元:ウェルネスダイニング公式サイト
なるほど、野菜も手間をかけて調理されているのですね!
このように、ウェルネスダイニング「たんぱく&塩分制限 気配り宅配食」は、肉や魚の主菜も、副菜も、丁寧に作られています。たんぱく質や塩分を制限しているとは感じさせない、美味しいお弁当です!
さて、気になるお値段は? ウェルネスダイニングには他にも制限食コースがありますが、この「たんぱく&塩分調整 気配り宅配食」が一番お高くなっています。たんぱく質、塩分、カリウム、カロリーすべてを調整するのは、恐らく他よりも手間がかかるのでしょうね。
とはいえ、他社と比較すると、ウェルネスダイニングの価格はかなりリーズナブルです。それでもさらにお安くしたい場合は、冷凍庫のスペースと相談しながら、一度に注文する食数を増やすとよいでしょう。食数が多いほど割安になります。
ウェルネスダイニング
「たんぱく&塩分調整 気配り宅配食」(税込)
食数 | お値段 | 1食あたり |
---|---|---|
7食セット | 5,184円 | 740円 |
14食セット | 10,152円 | 725円 |
21食セット | 15,012円 | 714円 |
また、「お試し注文」「お試し定期注文」「都度注文」「定期注文」という4つの購入方法があり、商品価格は同じですが、送料に差があります。
嬉しいことに、「初回お試し注文」「お試し定期注文」「定期注文(14食・21食)」は送料無料です。「お試し定期注文」とは、定期注文を8週間(1週間に1度の配送)お試しできるというもの。とてもユニークなシステムです。
購入方法 | 送料 |
---|---|
お試し注文 | 初回送料無料 |
お試し定期注文 | 8回すべて送料無料 |
都度注文 | 770円(税込) |
定期注文 | 毎回送料無料 7食セットのみ385円(税込) |
そこでおすすめなのは、まずは初回送料無料を活かして、気軽にお試し注文することです。
そして続けたいと感じたら、次は「お試し定期注文」を利用するとよいでしょう。食数に関わらず8回すべて送料無料になるので、とてもお得です!
ウェルネスダイニング「たんぱく&塩分制限 気配り宅配食」は、たんぱく質や塩分が制限されているとは感じさせない美味しさです。初回は送料無料なので、お得&お気軽に、お味のほどを確かめてみてください!
3位:つるかめキッチン・たんぱく&塩分制限気づかい御膳
ランキング3位のつるかめキッチン・たんぱく&塩分制限気づかい御膳公式サイトには、「クレアチニン値対策に!」と明記されています。
クレアチニン値は、腎臓の機能が低下すると高くなってしまうもの。つまり、腎臓の調子が気になる方におすすめなのが、たんぱく&塩分制限気づかい御膳ということですね。この冷凍弁当は、腎臓病ケアのために次のように調整されています。ご飯はつきません。
つるかめキッチンの宅配弁当も【主菜1品+副菜3品】。制限食なのに色々しっかり食べられるのが嬉しい内容になっています。
つるかめキッチンの宅配弁当を実際に食べてみて、たまに「この野菜はちょっと柔らかすぎかな」なんてこともありましたが、その程度のことは他社でもよくあること。全体的には、定番メニューから、目新しいおしゃれな惣菜まで色々あり、普通に美味しいです!
つるかめキッチンで注目したいのは、注文方法がユニークなこと。公式サイトへ行くと、28%OFFの定期コース(特別キャンペーン価格)で購入するようにと促されます。
以前は「都度購入」も選択できたのですが、現在オンラインでは、この28%OFF「定期購入」のみが可能です。どうしても都度購入したい場合は、電話で申し込む必要があります。
いきなり定期購入というと躊躇しますね。しかしご安心を!つるかめキッチンの定期購入は、最低利用期間の縛りなしで、電話1本で簡単に解約できるからです。つまり、28%OFFの特別キャンペーン価格で、実質1回のみのお試しが可能です。
定期購入という形だと28%OFFで、しかも送料無料になるので、つるかめキッチンを試すなら、継続する、しないに関わらず、定期購入という形で注文するのが絶対おすすめです。
28%OFFの定期購入7食セットは5,508円(税込)。1食あたり786円(税込)になります。
1食786円(税込)はちょっとお高いですね。ただし、毎回送料無料は大きいです!
つるかめキッチンの定期購入を解約するには、次回配達予定日の6営業日以上前に電話をする必要があります。とりあえず1回のみ「お試し」したい場合は、宅配周期を3週間~1ヵ月おきなどに設定しておくと、余裕をもって解約申込みができるので、おすすめです!
たんぱく制限食ランキングまとめ
上記では、腎臓病ケアに適したたんぱく制限食を、おすすめの順にランキングで紹介しました。
初回お試し注文した場合のお値段だけに注目して、3社を安い順に並べると、次の通りになります。( )内は1食あたりの税込価格です。送料がかかる場合は、送料込みにして算出してあります。
初回注文の場合(税込・送料込)
1. ウェルネスダイニング(714~740円)
2. つるかめキッチン(786円)
3. メディカルフードサービス(943円)
たんぱく質制限食は、他の制限食よりも価格が高く設定されていることが多いです。それだけ調整に手間がかかる制限食なのでしょう。ですから「初回お試しセット」「初回送料無料」などをうまく使って、お気に入りのサービスを見つけてみてください。
また、いつも同じサービスを利用していると「飽きる」こともあるかと思います。気分で色々使い分けるのもおすすめです!
腎臓病ケアの食事に必要なこと
たんぱく質を減らすだけなら、自炊でも簡単にできるのでは?
腎臓病ケアのためには、低たんぱくにするだけでなく、塩分やエネルギー量の調整も必要です。家庭で計量しながらしっかりやるのは、なかなか難しいんですよ。
腎臓病とたんぱく質の関係
腎臓は、たんぱく質が代謝されてできる老廃物を排泄します。腎臓の機能が衰えてしまうと、老廃物をうまく排泄できなくなります。
たんぱく質を摂取し過ぎると、老廃物が体の中に蓄積され、腎臓に負担がかかり、さらに腎臓の機能が悪化してしまいます。尿毒症などの病気の引き金になることもあります。
そこで、老廃物が体内にたまるのを防ぎ、腎臓の負担を軽減するために、たんぱく質を控えることが必要になってきます。
腎臓病と塩分の関係
腎臓の機能が低下すると、余分な塩分を排泄しにくくなります。そのため、体内に塩分が蓄積され、高血圧の要因となります。
高血圧が引き起こされると、腎臓の血管に負担をかけ、腎臓の機能がさらに低下してしまいます。
そのため、腎臓病をケアするためには、塩分の摂取量を抑えることも重要です。
腎臓病とカロリーの関係
たんぱく質を制限すると、それにつれて摂取カロリーも減ります。カロリーが不足すると、人は不足分を補うため、自分自身の筋肉などのたんぱく質を分解します。
そうするとたんぱく質をたくさん摂取したのと同じ状態になり、排泄時に腎臓に余分な負担がかかります。
そのため、腎臓病の方は、たんぱく質の制限と同時に、適度なカロリー摂取も心がける必要があります。
管理栄養士の監修・設計のもと、たんぱく質、塩分、カロリー、そしてリンやカリウムまで配慮して作られている、宅配サービスのたんぱく質制限食は、腎臓病の方の強い味方になるはずです!
たんぱく制限食は物足りない?
たんぱく制限の食事宅配が腎臓病に便利なのはわかったけれど、肉や魚が少なくて味気ないのでは?
たんぱく制限食は、たんぱく質を減らしつつもカロリーを保つ必要があるので、炭水化物や油脂類をうまく使っていて、なかなか食べ応えがあるんですよ。
食事を低たんぱくにするには、肉や魚の量を少な目にする必要があります。ですから、たんぱく制限食の宅配弁当は、もちろん焼き肉をガッツリ食べるほどのボリュームさはありません。
けれども、がっかりするほど物足りなくもありません!私はたんぱく制限食の宅配弁当をたくさん食べてみましたが、大変工夫されています。たんぱく質や塩分が制限されているとは、言われなくては分からないと思います。全く「普通のお弁当」のように感じます。
中には結構な量の肉や魚が出てくるので、「これでたんぱく質オーバーしてないの?」と思うことも。また味付けがしっかりしているので「これで塩分控え目なの?」と驚くこともしょっちゅうです。
3食のうち1食だけでも宅配弁当を利用することで、腎臓病ケアのための食事作りの負担がずいぶん減ると思います。管理栄養士の設計のもと、たんぱく質量も塩分もカロリーも厳密に計算されていますから、安心です!どうしても自炊できない時のために、冷凍庫にストックしておくのもいいですね。
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